リンゴジュースの生産からシードルの歴史が始まった、長野の南信州にある「信州まし野ワイナリー」。
「くだものの里」と呼ばれる松川町は、リンゴの生産に恵まれた環境でシードルの生産にも適している場所です。そんな場所で造られる「信州まし野ワイナリー」のシードルはどんな味わいなのでしょうか。
「信州まし野ワイナリー」とは?
信州まし野ワイナリーは、ふじ、王林、シナノスイートなど、りんごの品種ごとに分けて搾ったりんごジュースを初め、南信州のりんごを使ったシードルの製造、長野県産のワインも造っている醸造所。
日本では珍しいアップルブランデーの生産も行っています(リンゴを発酵させたシードルの原酒を蒸留して造るお酒)。
お店の外装も可愛く、少し不思議な雰囲気がありながらも、大自然の中で育ったリンゴから造るシードルの味は格別です。
「信州まし野ワイナリー」のシードルについて
信州まし野ワインでは、「ピオニエ」と名前の付くシードルがあります。「ピオニエ」とはフランス語で開拓者を意味する言葉。なんと増野(ましの)という地は戦後に開拓地となり、農地となったところに開拓者がリンゴの苗を植えたところ、場所の良さが実を結び良いリンゴがなったといいます。まさに歴史とともに醸したシードル。素晴らしい環境とともに、歴史に紐づいたシードルは実に美しいものです。
そんな場所で育ったシードルが美味しくない訳がありません。
「ピオニエシリーズ」を初めとして、「まし野シードル甘口」を新しく発売するなど、シードル開発にも力を入れています。
特徴はりんごの香りが残るシードル。美味しいからもう一杯!と言ってしまうシードルです。
「信州まし野ワイナリー」はどんなところ?
南信州の松川町にある「信州まし野ワイナリー」。松川町は長野県南部の下伊那郡の最北、伊那谷のほぼ中央に位置し、素晴らしい自然の中に囲まれた地域です。
東京からは新宿から松川ICまで高速バスで向かい、そこから徒歩30分ほどで着きます。(伊那大島駅で降りてタクシーで向かえば10分ほどで着くかと思います)
「おかえり」という看板が出迎えてくれるように、まさに帰りたくなるような雰囲気のある場所。人も環境も良い松川町で暮らせたら、幸せだと感じることは間違いないでしょう。
そんな大自然の中にある「信州まし野ワイナリー」は、外装もおしゃれで可愛く、内装もスッキリとしています。
シードルやワインが飾られているのはもちろんのこと、「シードルや林檎ワインMAP」や「シードルができるまで」というタペストリーも飾られており、違った意味でもシードルを楽しめます。
場所も人も良いこの醸造所のシードルは、一体どんな味わいなのでしょうか。
「信州まし野ワイナリー」のシードルを飲んでみた!
実際に足を運び購入した「信州まし野ワイナリー」のシードルを実際に飲んでみましたので、ご紹介したいと思います。
ピオニエ・シードル 辛口(2019)
商品名 | ピオニエ・シードル 辛口(2019) |
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容量 | 375ml |
アルコール | 7% |
製造国 | 日本 |
メーカー | 信州まし野ワイン株式会社 |
甘味 | |
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酸味 | |
タンニン(苦味・渋み) | |
りんご感 | |
発泡 | |
アルコール | |
おすすめ度 |
そんなに甘くないのですが、しっかりと日本のリンゴの味が感じられるさっぱりした味わい。
アルコールはそんなに強く感じないが7%あります。
辛口でさっぱりしているのもあって、食中に飲むのがぴったりでしょう。
とてもおすすめのシードルです。
まし野シードル スイート
商品名 | まし野シードル スイート |
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容量 | 375ml |
アルコール | 6% |
製造国 | 日本 |
メーカー | 信州まし野ワイン株式会社 |
甘味 | |
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酸味 | |
タンニン(苦味・渋み) | |
りんご感 | |
発泡 | |
アルコール | |
おすすめ度 |
スイートなだけあって甘いのですが甘すぎず、あとからリンゴ感が鼻に抜ける感じで美味しいです。
食後にゆったり飲みたくなるシードル。アルコールも6%だが、こちらもそんなに高い感じもしないので、永遠に飲めてしまいそう。
甘いシードルが好きな人には絶対に飲んでほしいシードルです。
最後に
今回は「信州まし野ワイナリー」に行ってシードル飲んでみました。
暑い中でしたが、大自然と美味しいシードルに出会えてとても満足です。ただ、コロナという状況もあり、お店で行っていたテイスティングは中止となっていたため、また再開したときに足を運びたいと思います。
長野に来たら絶対に飲んでおいた方がよいシードルだと思います。
お店はおしゃれで味も美味しい「信州まし野ワイナリー」のシードルをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。