カモシカシードル醸造所の所長 入倉さんが語るのは、経験だけでなく科学的な知識や分析を大事にするというシードル。
栽培から醸造まで一連して行い、手間暇かけてかけて造ったシードルは、ほかのシードルを圧倒するような味わいがあります。
そんなカモシカシードル醸造所とはどんなところなのか、どんなシードルがあるのかを今回はご紹介していきたいと思います。
「カモシカシードル醸造所」とは?
カモシカシードル醸造所は長野県伊那市にあるシードル醸造所で、リンゴのお酒を主に販売しています。また、醸造だけでなくお酒に適したリンゴを自家栽培している醸造所です。
自らの手で栽培したリンゴとそのリンゴを手間暇かけて造ったシードルは格別に美味しく、フジ・シードル・チャレンジにも参加しており、毎年賞を獲得。
リンゴは昼は成長し、夜は寒さから身を守るという過程を繰り返しながら成長します。朝晩の寒暖の差があり、甘味と酸味の効いた良質なリンゴを産する果樹栽培に向いた地域で造られているシードルです。
「カモシカシードル醸造所」のシードルについて
リンゴの収穫時期によって3回に分けてシードルを仕込んでいるカモシカシードル醸造所のシードル。
基本的に2、3種類のリンゴを使用して造るシードルは素材の味を上手く引き出すように造られており、「フジ・シードル・チャレンジ2017」では世界のシードルにまじり唯一日本シードルで金賞を受賞しました。
「フジ・シードル・チャレンジ2019」でも最高位のトロフィー賞を受賞したシードルは「シードルにする時に、いかに香りを残せるかにこだわった」という。
まさにシードル界をけん引する存在と言えるのが、このカモシカシードル醸造所のシードルだと感じます。
「カモシカシードル醸造所」はどんなところ?
「カモシカシードル醸造所」は長野県の南信州の伊那市にある醸造所。標高が高く600~1,000mに位置し、昼夜の寒暖差もありリンゴに適した場所に位置しています。
東京からは新宿から伊那バスターミナルまで高速バスで向かい、そこからタクシーで10分ほどいけば着きます。
訪問時はあいにくの雨でしたが、澄み切った空気と薪などもあるおしゃれな醸造所でした。中に入ると、たくさんのシードルとストーブが迎えてくれてとても居心地のいい空間が広がっています。
壁には「フジ・シードル・チャレンジ」の多くの賞が飾られており、カモシカシードルの凄さを雰囲気から感じ取れます。
「カモシカシードル醸造所」のシードルを飲んでみた!
そんな素敵な雰囲気のシードルリーではどんなシードルが造られているのでしょうか。実際にカモシカシードル醸造所のシードルを飲んでみました!
La 2e saison Doux 甘口 2019
商品名 | La 2e saison Doux 甘口 2019 |
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容量 | 750ml |
アルコール | 8% |
製造国 | 日本 |
メーカー | カモシカシードル醸造所 |
甘味 | |
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酸味 | |
タンニン(苦味・渋み) | |
りんご感 | |
発泡 | |
アルコール | |
おすすめ度 |
甘口だが、甘すぎずすっきりしていてとても飲みやすい。「うまい。ただただうまい。」そんな表現しか出てこないのが正直なところだ。
全体的に味のバランスが取れていて、好みがわかれなさそうな味わい。
少しアルコールも高いが、それもよいと感じてしまうシードルです。
La 1ere saison Doux 甘口 2019
商品名 | La 1ere saison Doux 甘口 2019 |
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容量 | 750ml |
アルコール | 7% |
製造国 | 日本 |
メーカー | カモシカシードル醸造所 |
甘味 | |
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酸味 | |
タンニン(苦味・渋み) | |
りんご感 | |
発泡 | |
アルコール | |
おすすめ度 |
甘くてすっきりしているが、最後に青りんごの香りが抜けていくのが大きなポイント。
ただ甘すぎず、さーっと爽やかな風味が流れる。夏にピッタリという感じのシードル。
アルコールは7%あるが、そこまで高く感じられないのもいいところ。
La 1ere saison Brut 辛口 2020
商品名 | La 1ere saison Brut 辛口 2020 |
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容量 | 750ml |
アルコール | 7% |
製造国 | 日本 |
メーカー | カモシカシードル醸造所 |
甘味 | |
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酸味 | |
タンニン(苦味・渋み) | |
りんご感 | |
発泡 | |
アルコール | |
おすすめ度 |
甘さはなくスッキリ酸味が口の中にさっと広がる感じで飲みやすい。
りんご感がほとんどなく、アルコールが結構強く感じるのが特徴の一つ。
ゴクゴクたくさんのんで酔っ払いたい!というときにピッタリなシードルかもしれない。少しキリッとした白ワインに近い感じもあるので、ワイン好きの人でもオススメです。
最後に
今回は「カモシカシードル醸造所」に行って、シードルを飲んでみました。
醸造所の方もとても丁寧にシードルの説明をしてくださる方で、実際に足を運ぶ楽しさもありました。
また試供品の「カモシカリンゴアメ」もいただいたところ、めちゃくちゃ美味しかったです!
シードルのみながらリンゴアメをいただくというのもオシャレでいいですね。
ぜひカモシカシードル醸造所に足を運んで、シードルを味わってみるのはいかがでしょうか。